サラブレッドは種付けの過程から出産まで管理され、血統書も厳密に記録されています。
競馬の歴史に限りがあるので、過去を果てしなくたどる事は不可能ですが、数代前まではさかのぼる事が出来ます。
特に父親に当たる種牡馬は、現役時代に抜群の競争成績を残したか、あるいは血統的に極めて優れているとされてきた馬たちです。

そこで、馬券を買う立場として血統から注目して勝つ事が出来るのかを考えてみます。
距離の長短のみならず、良馬場で抜群の成績を残すのか、あるいは重馬場を苦にしないのかもあります。
新馬戦や条件戦では各馬の能力差が大きすぎる事があるので、GIレースなどの重賞レースに限った事として考えてみます。
過去には特に長距離のレースにおいては、大きくものをいいました。
有名なところではメジロ牧場の天皇賞3連覇です。
メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンです。
特にメジロマックイーンは菊花賞に向けた上がり馬で、今から考えると菊花賞の単勝馬券は思いも寄らない高配当でした。
牧場が天皇賞制覇を目指して育成をしていたという事もあるでしょうが、長距離レースでの強さは格別のものでした。

また、リアルシャダイ血統も長距離ではものをいいました。
現役時にはぱっとした成績を残していませんが、種牡馬としてはライスシャワーを始めとして、多くの長距離に強い馬を出しています。
では現在ではどうでしょうか。
中朝距離ではサンデーサイレンスとその子孫の産駒が大きく幅を利かせています。
GIレースでサンデーサイレンスの血を引いていないサラブレッドを探す事が難しい事もあります。
こうなりますと、サンデーサイレンス産駒の種牡馬で、細かな傾向を見ていくしかないでしょう。
昔に比べれば血統で判断する事が難しい時代になったと言えます。
父から判断する事は困難ですが、「母の父」に着目する事は意味があるでしょう。

かつての有力種牡馬の影響が、2代後に伝わる事はよくある事です。
例えばメジロマックイーン産駒は天皇賞を制覇出来ず4世代制覇は出来ませんでしたが、母の父としてGI馬を次々と輩出しています。
降着処分になったとはいえメジロマックイーンが天皇賞秋で見せた中距離での適正が引き継がれている様に見えます。
短距離では未だに血統に注目してもいいのではないでしょうか。
1200mでは圧倒的な力を発揮したサクラバクシンオーの産駒からは、1600mを超えるレースで好成績を収めたものが居ない一方、1400m以下では非常にいい成績を残しています。
その子のショウナンカンプから短距離に強い産駒が出ると見ていいでしょう。
この血統は短距離に強いとともに、3代続けて内国産種牡馬として続いている点でも要注目です。

こういったマニアックな情報は、競馬情報紙やネットの競馬サイトに登録するなどして集めていく必要があります。
しかし、競馬情報紙にしても、競馬サイトにしても、数が多すぎてどこの情報を信じたらいいかわからないと思います。
そういう時、ネットの口コミや競馬サイトランキングを確認すると、ある程度信頼できる情報を絞り込むことができるでしょう。